新築への建て替えを決めたとき、意外と大きな負担になるのが「今ある家の解体費用」です。
新築工事については、ハウスメーカーや工務店を比較する方が多い一方、解体工事については「新築を頼む会社に、そのまま任せればいい」と考える方も少なくありません。
もちろん、解体から新築まで一括して依頼する方法にもメリットがあります。
ただ、解体工事だけを専門業者へ直接依頼する「分離発注」という選択肢があることをご存じでしょうか。
発注方法を変えることで、工事費用の構造や業者とのやり取りが変わります。
この記事では、家の解体費用を抑えたい方に向けて、ハウスメーカー経由と分離発注の違い、解体費用を左右するポイント、失敗しない業者選びまで詳しく解説します。
家の解体費用は「坪単価」だけでは決まらない
解体費用を調べると、まず気になるのが「1坪いくらなのか」という点ではないでしょうか。
確かに、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造など、建物の構造によって解体費用の目安は変わります。

しかし、実際の見積金額は坪数だけで決まるわけではありません。
例えば同じ20坪の木造住宅でも、
- 道路から敷地までの距離
- 重機を搬入できるか
- 隣家との距離
- 足場や養生の必要性
- 廃棄物の量
- 建物内部の残置物
- 地中埋設物の有無
などによって、必要な工事や費用は変わります。
そのため、「坪単価が安い業者を選べば解体費用も安くなる」とは限りません。
本当に確認すべきなのは、提示された見積金額だけではなく、その金額に何が含まれているのかです。
解体工事の依頼方法は大きく3つ
家の建て替えに伴う解体工事には、大きく分けて3つの依頼方法があります。

ハウスメーカー・不動産会社に依頼する
最も分かりやすいのが、新築を依頼するハウスメーカーや不動産会社に解体工事もまとめて依頼する方法です。
最大のメリットは、解体から新築までのスケジュールをまとめて管理してもらえること。
解体業者を自分で探す必要がなく、新築工事との工程調整も任せやすいため、手間を減らしたい方には向いています。
一方で、ハウスメーカーなどが実際に解体工事を施工するとは限りません。
解体工事を専門業者へ外注するケースでは、
施主 → ハウスメーカー → 解体業者
という発注構造になります。
このように複数の会社が関わる場合、それぞれの管理や手配などに伴うコストが含まれることがあります。
一括見積サイトから依頼する
複数の解体業者へ一度に見積りを依頼できる、比較サイトなどを利用する方法もあります。
業者を一社ずつ探して問い合わせる必要がなく、相見積もりを取りやすいのがメリットです。
ただし、サービスによって紹介や仲介の仕組み、料金体系は異なります。
そのため、利用する際には「誰が施工するのか」「費用の仕組みはどうなっているのか」を確認しておくことが大切です。
解体業者へ直接依頼する「分離発注」
もう一つの方法が、解体工事だけを専門業者へ直接依頼する「分離発注」です。
発注の流れは、
施主 → 解体業者
とシンプルになります。
ハウスメーカーなどを介さず、解体工事について施工会社と直接打ち合わせできることが大きな特徴です。
「この部分は残したい」「この設備は撤去したい」「庭やブロック塀も一緒に撤去したい」といった希望も、施工会社へ直接相談できます。
なぜ「分離発注」は解体費用を抑えやすいのか?

分離発注のメリットとして挙げられるのが、中間の発注工程を減らせることです。
例えばハウスメーカー経由の場合、
施主
↓
ハウスメーカー
↓
解体業者
という流れになります。
一方、分離発注なら、
施主
↓
解体業者
という直接的な関係になります。
間に別の会社が入れば、その会社の手配や管理などに伴うコストが発生する場合があります。
そのため、解体業者へ直接発注することで、中間工程を減らし、解体工事そのものにかかる費用を確認しやすくなるのです。
ただし、ここで注意したいのが「分離発注なら必ず安くなる」というわけではないこと。
現場条件によって必要な工事が変わる以上、最終的な費用は一件ごとに異なります。
だからこそ、単純な価格比較ではなく、同じ条件・同じ工事範囲で見積りを比較することが重要です。
ハウスメーカー経由と分離発注、どちらがいい?
結論からいえば、どちらにもメリットがあります。
大切なのは、「自分が何を重視するか」で選ぶことです。
ハウスメーカー経由なら、新築工事とのスケジュール調整まで一括して任せやすいのがメリット。
一方、分離発注なら、解体工事の施工会社を自分で選び、費用や工事内容について直接確認できます。
つまり、
「できるだけ手間を減らしたい」なら一括依頼、
「解体工事の費用や内容を自分で比較したい」なら分離発注。
この考え方で比較すると、選択しやすくなります。
解体費用を安くするなら、まず見積りの中身を確認する

解体費用を抑えたいからといって、「一番安い見積り」を選ぶのはおすすめできません。
重要なのは、安い理由が明確になっているかどうかです。
例えば、次のような項目を確認してみてください。
足場・養生費が含まれているか
住宅密集地などでは、近隣への飛散や粉じんなどへの対策として、足場や養生が必要になる場合があります。
見積りに含まれているのか、別途なのかを確認しておきましょう。
廃棄物の処分費が含まれているか
解体工事では、建物を壊すだけでなく、発生した廃棄物を適切に処理する必要があります。
処分費がどこまで見積りに含まれているのかも重要です。
残置物の撤去費用はどうなっているか
家具や家電、生活用品などが残っている場合、解体工事とは別に撤去費用が必要になることがあります。
地中埋設物が見つかった場合はどうなるか
工事を始めてから、地中から古い基礎や配管などが見つかる場合があります。
こうした場合の追加費用について、事前に説明を受けておくと安心です。
「安い業者」より「内容が明確な業者」を選ぶ

解体工事でありがちな失敗が、見積金額だけを見て業者を決めてしまうことです。
例えば、
A社:80万円
B社:100万円
という見積りが出た場合、一見するとA社の方が20万円安く見えます。
しかし、B社には足場・養生や処分費が含まれていて、A社では別途請求だったとしたら、実際の総額は変わってきます。
だからこそ比較するときは、「総額はいくらか」だけでなく「その総額で、どこまで施工してくれるのか」を見る必要があります。
見積りの内訳が明確で、追加費用が発生する条件まで説明してくれる業者の方が、結果的に安心して依頼しやすいでしょう。
分離発注を選ぶなら、業者選びが重要

分離発注には、業者を自分で選べるというメリットがあります。
反対にいえば、業者の施工体制や実績を自分で確認する必要があるということです。
特に確認したいのが次のポイントです。
- 必要な許可・登録等を備えているか
- 解体工事の実績が十分にあるか
- 自社施工なのか
- 重機を自社で保有しているか
- 見積りの内訳が明確か
- 追加費用の条件を説明しているか
- 近隣への配慮や安全対策を行っているか
「安いから」という理由だけで決めるのではなく、直接依頼しても安心できる施工会社かどうかを見極めることが重要です。
昇龍総建なら、解体工事を直接相談できます

分離発注のデメリットは、「信頼できる解体業者を自分で選ぶ必要があること」です。
そこで重要になるのが、施工体制と実績。
昇龍総建は、1966年創業、59年にわたって解体工事に携わってきた実績があります。
木造だけでなく、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、内装解体、斫り解体など、さまざまな工事に対応してきました。
さらに、自社重機を保有し、完全自社施工の体制を整えていることも特徴です。
解体だけでなく、造成や外構まで一貫して対応できるため、建て替えに伴う複数の工事についても相談しやすい体制です。
明確な見積りだから、解体費用を比較しやすい
解体工事を依頼する際、「結局いくらかかるのか分からない」という不安は少なくありません。
昇龍総建では、工事内容を確認したうえで見積りを提示し、納得いただいた金額で工事に着手することを大切にしています。
電話や写真、メールを使った概算相談にも対応しているため、遠方にお住まいの方や、まずは費用感だけ知りたい方も相談しやすいのが特徴です。
また、現地調査を当社単独で行うことも可能。
解体工事の立会いが必須ではないため、現地まで頻繁に足を運ぶことが難しい方にも対応しています。
解体工事は「近隣への配慮」も業者選びのポイント
家の解体では、費用だけでなく近隣への配慮も重要です。
騒音、振動、粉じん、車両の出入りなど、施工中には周辺環境への影響が発生します。
そのため、着工前の近隣挨拶や養生など、事前の対策をどのように行うのかも確認しておきたいポイントです。
昇龍総建では、着工前の近隣挨拶や当日の挨拶、養生シートの設置など、できる限り近隣への負担を抑えるための対応を行っています。
家の解体費用を抑えるなら、「発注方法」から比較してみよう

家の解体費用を抑えたい場合、最初に考えたいのは「どの業者が一番安いか」ではありません。
「誰に、どのルートで解体工事を依頼するのか」から比較することが大切です。
ハウスメーカーに一括して依頼する方法は、解体から新築までの工程をまとめて任せられるという大きなメリットがあります。
一方で、解体工事だけを専門業者へ直接依頼する「分離発注」なら、施工会社と直接話しながら、工事内容や費用を確認できます。
特に、
「ハウスメーカーから解体費用の見積りをもらったけれど、適正なのか分からない」
「解体だけ別の業者に依頼した方がいいのでは?」
と感じている方は、一度比較してみる価値があります。
もちろん、分離発注を選べば必ず安くなるわけではありません。
建物の構造や立地、重機の搬入条件、廃棄物の量などによって費用は変わるため、重要なのは現地条件を踏まえた見積りを比較することです。
ハウスメーカーの見積りと比較したい方も、お気軽にご相談ください
建て替えを検討しているものの、
「解体費用がどのくらいになるのか知りたい」
「ハウスメーカーから出された見積りと比較したい」
「分離発注で解体だけ依頼できるのか知りたい」
そんな段階からでも問題ありません。
昇龍総建では、建物や現地条件を確認したうえで、解体工事についてご相談・お見積りを承っています。
家の解体は、建て替え計画全体の費用にも関わる大切な工程です。
だからこそ、最初から一つの方法に決めてしまうのではなく、ハウスメーカー経由と直接発注の違いを比較したうえで、ご自身に合った方法を選んでみてください。
解体費用をできるだけ抑えたい方、まずは現在の見積りを比較したい方は、昇龍総建へお気軽にご相談ください。

